2021年4月9日

工場の工夫 張替え

工場へ行くと、面白い柄の生地を見つけました。
写真のようなパッチワークになっている張生地。
とても個性的なお客様だなと思い聞いてみると、こちらは試し張りとのこと。

同じ商品でも、「本革」「合成皮革」「布」などお選びいただく生地の素材によって伸びや張り上がりに微妙な誤差があるそうです。
同じ布でも生地によって伸び方に個体差があるので、型通りに裁断しても椅子にうまくフィットしないこともあるそうです。
そのため、複雑な形をしたものなど、試し張りをした方がよい商品に関して、余ったり捨てられてしまう生地を利用し、このような試し張りを行います。

試し張りをした商品を目の前に、工場のスタッフたちが仕上がりを検証。

生地を張る「張り職人」と生地を縫う「縫製職人」とで打ち合わせを行います。

修理は既製品と異なり、1点1点状態によって修理の方法が異なります。
そのため、マニュアル通りにいかないことも多いです。
しかし、そこは長年の経験から家具の状態に合わせて臨機応変に対応していきます。

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