家具のリフォームブログ
2024年6月14日
入荷検品と修理箇所
「ご依頼いただいている箇所以外の部分を重点的にチェックするようにしています」
修理のためお客様よりお預かりした商品は、工場に到着するとすぐに専門のスタッフが商品の状態を確認します。今回、どんなところに重点を置いてチェックしているのか改めて聞いたところ、冒頭のような回答が返ってきました。
長年ご使用いただいた家具の場合、思わぬ不具合が見つかる時があります。日常的に使われているとお客様にとっては当たり前になってしまい、その不具合に気が付かないということも少なくありません。
数多くの修理を担当しているスタッフは「ここは不具合が起こりやすい」という箇所を熟知していますので、一見すると分からないような不具合を見つけることに長けています。
具体的には「椅子のぐらつき」・「木部の割れ」・「籐の切れ」・「塗装剥がれ」などが入荷後の検品で見つかるケースが多い不具合です。
工場スタッフは不具合の箇所を完璧に修理しようと努力してくれますが、完璧に修理するにはその分だけ費用が掛かります。
お客様はそこまでの修理を求めているのか。
そこまで修理せず、家具が使用できる状態に戻せればよいのか。
検品後の工場スタッフからの連絡を踏まえ、営業担当者がお客様のご要望に合う、一番バランスの良い修理内容を模索していきます。
営業担当者がお客様と工場スタッフの橋渡し役を務めることで、最終的にお客様にご満足いただける修理内容をご提案できるよう努めています。