商品紹介|シリーズ
地中海
時代とともに歩む、地中海シリーズ
地中海シリーズの開発がスタートしたのは、1970 年代の半ば。第一次オイルショックの混乱を乗り越え、人々の中に暮らしを楽しむ意識が高まり、モノの質へのこだわりが生まれ始めた時代でした。マルニ木工では、今までにない新しい発想の家具づくりのプロジェクトが佳境を迎えていました。
従来の食堂セット・応接セットといった別々の考え方から、家全体を統一感のある美しい空間として提案できるよう、家具だけでなく、床・壁・天井、窓・照明やラグなどのトータルコーディネートまで考えながらの商品開発へとシフト。デザイナーは様々な暮らしをイメージしながら、何百枚ものスケッチを書き上げ、開発スタッフ全員でその世界観を共有していきました。
そうして誕生した地中海シリーズは、想像以上に高級家具市場に強いインパクトを与えたのです。暮らしの快適さが求められた時代に、リビング・ダイニングをトータルにコーディネートできる豊富なラインナップは、豊かさの象徴と映ったのかもしれません。新しい時代に応える、商品提案の始まりでした。
地中海の物語は、今なお生まれ続けている
「白い壁に合うクラシック家具をつくろう。」
1970 年代は、マンションの大衆化で需要が高まり、砂壁から白い壁へと、生活の場面が大きく変わった時期でした。
当時のヨーロッパは人々にとって憧れの地であり、地中海地方の白い壁と青い海は夢に見る世界でした。
「新しい生活の場を彩るインテリアに、この明るく色彩豊かな世界を取り入れたい。」デザイナーは地中海沿岸の様々なテイストを、一つひとつのテーブルや椅子のデザインに表現していきました。さらに日本の感性を織り込むことで、地中海シリーズは、ヨーロッパのさまざまな伝統的エッセンスを取り入れながらもシャープでモダンな雰囲気を持った、全く新しいデザインとなったのです。
豊富なラインナップとファブリックのバリエーションの上質なトラディショナル家具。憧れの家具が手の届く価格帯となったことで、地中海シリーズは好評を博し、マルニ木工を代表するシリーズヘと成長しました。その後も時代に合わせてファブリックやラインナップを変化させて、今もなお皆様に愛され続けています。
過去40 年にわたる地中海シリーズ変遷の一部をご紹介
※1979 年~ 2005 年ごろまでのコーディネイト写真です。
※近年のコーディネイトは「フォトギャラリー」でご覧ください。
1979年~
1990年~
使うほどに愛着深まる、地中海シリーズ
コーデイネートの楽しさ
地中海シリーズは、時代にあわせて様々に変化してきました。時間をかけて育ててきたといってもよいでしょう。お気に入りのアイテムを組み合わせていくと自然に心地よい空間ができている。そんなコーディネートの楽しさが地中海シリーズの一番の魅力です。また、トラッド柄の定番であるストライプや花柄など、豊富なテイストのファブリックも魅力のひとつです。
機械加工と手仕上げの高度なモノづくり
地中海の特徴である馬蹄形チェアの背などに見られる流れるような優雅な曲線。彫りの入ったャープな角脚。これらは、極めて高度な木工加工の技術が必要とされます。機械の精密さを取り入れながら、最後は職人の手で仕上げることにより、 温もりを感じられる家具となっています。
熟練の職人が修理し、生まれ変わる
私たちの工場には、発売当時の地中海シリーズの家具が、修理のためにお客様のもとから戻ってきます。これは私たちにとって何よりの喜びです。これからもずっと使い続けていただくために、職人の手で丁寧に修理を行い、再びお客様のもと にお戻しいたします。
これからも、こ家族の歴史とともに永く「地中海物語」を
紡いでいっていただきたいと願っています。
把手イージーオーダー
地中海シリーズのボード、リビングテーブル、及びルームアクセサリーの把手金具は、ゴールド仕上げ(規格仕様) 以外にアンティーク仕上げを用意しています。(※同じ形で仕上げ違いのイージーオーダーです。)
お部屋の雰囲気に合わせてコーディネイトしてはいかがでしょうか。
※把手(とって) イージーオーダーは、地中海シリーズのみの対応となっております。詳しくは、お客様相談室、マルニショールーム、地中海シリーズ展示店にお問い合わせください。
ゴールド仕上げ(規格仕様)
規格仕様のゴールド仕上げは、高級家具にふさわしい角形のデザインをあしらったブラリ・引手・ツマミを使用しています。真鍮(しんちゅう) のどっしりした材質感でゴージャスに仕上げたものです。
アンティーク仕上げ
アンティーク仕上げは、真鍮(しんちゅう) 本来の材質感に深く渋みのある仕上げを施したもので、地中海シリーズのグレード感をいっそう高め、家具全体を引き立てます。