2024年11月18日 お知らせ

maruni×ReBITAが提案する「時をかける部屋」 『東急ドエルプレステージ代々木公園』竣工のお知らせ

この度マルニ木工は、株式会社リビタ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川和憲、以下「リビタ」)と協業し、「時をかける部屋」をコンセプトに、時の経過を楽しみ、愛着をもって長く受け継ぐ一点ものの住まいへとリノベーションした『東急ドエルプレステージ代々木公園』を10月末に竣工しました。

創業96年となる弊社は、「工芸の工業化」をモットーに掲げ、家具に使用する木材やその加工方法、木目の見え方や手触りなど素材を最大限に生かすものづくりにこだわり、100年経っても世界の定番として愛される、精緻で優れた木工家具作りを目指してきました。
そしてリビタは、くらしをリノベーションし、あなたと環境にとって豊かな未来をつくることを理念におき、リノベーションを通して、日本の住宅・不動産の価値を再生し、未来に残していくために不動産の新たな常識をつくり続けています。

両社には、過去を継承しながら新たな価値を生みだすものづくり、暮らしの本質的価値を追求する共通の姿勢があります。本物件は、不動産リノベーションと家具製作の過程における両社の長く使い続けるものづくりを通して、大切に受け継がれていく住まいの提案を目指しています。

■ 『東急ドエルプレステージ代々木公園』

緑豊かな公園、史跡の残る代々木にあるこの住まいを、世代を超えても受け継がれることを目指し、“時の経過”に敬意を払った一点ものの住まいへとリノベーションしました。
時を越えて空間を継承すること、長く愛され続け、大切に受け継がれていくための住まいづくりとして、空間を構成する“素材”一つ一つにこだわることで、どんな時代でも変わることのない”上質な感覚体験”を味わえるような住まいを目指しました。また、住まい手の愛着へとつながるように“時の継承”が感じられる素材使いなど様々な仕掛けを散りばめています。

家具の端材をアート作品や壁材へアップサイクル
マルニ木工の家具製作過程で出た端材を、アート作品や壁材としてアップサイクルしました。本来廃棄されるはずだった素材に新たに価値や役割をあたえ空間に用いることで家具と建築を繋いでいきます。

端材のアート壁:家具の端材を活用したフィンガージョイントの木部加工が美しいレリーフ。

木粉を練り込んだ左官:家具製作時に出るウォルナット材の木粉を練り込んで左官材を作り、壁面や天井を仕上げることで、家具や調度品を引き立てるやわらかい印象に。

端材を使用したアップサイクルアート:アーティスト西舘朋夫氏による端材を活かした唯一無二のアートへ。端材が持つ偶然の形や痕跡を活かしながら制作。

チェアの脚を活用した取っ手:1968年に発表したマルニ木工のベストセラー作品であるベルサイユチェアの脚を活用した、曲線が美しいエントランス扉の取っ手。

既存の造作家具をアレンジした食器棚:前の住戸で大切に使われていた造作家具の扉を活用して食器棚を製作。味わい深い風合いをそのまま継承した食器棚は、多様な家具や生活道具とも調和します。

■マルニ木工のリノベーション家具

きちんとつくられた家具は、長年の使用に耐えうるもの。それでも長い間使っていくと汚れやキズ、クッションのへたり、張地のほつれ、脚のがたつきなど、さまざまな不具合が出てきます。さらに、お引越しや家族構成の変化といったライフステージの変化、模様替えや家のリフォームに合わせて、家具をアレンジしたい方も増えています。
マルニ木工のグループ会社であるマルニファニシングでは、マルニグループの持つ卓越した木工修理技術により、これまでもさまざまなご要望にお応えしてきました。より広く多くの方とともに、中古家具の次なる可能性、新しい価値を共有するため、「つくる、つかう」だけじゃなく「なおす、蘇らせる、またつかう」家具の価値を、リノベーション技術で伝えていきたいと考えています。日本を代表する家具メーカーとして、蓄えてきた正しい家具づくりを新しいかたちで伝え、より確かにずっと、そしてもっと自由に使い続けられる暮らしの道具としての家具を提供してまいります。マルニ木工では、自分たちの家具を中心とした修理やリノベーションの相談を承っております。ぜひこの機会に、暮らしの一部として愛着もって共に時を重ねてきた家具を整えてみませんか。メーカーならではの高品質で高い技術を持った職人がお客様一人ひとりの家具に実直に向き合い、張替え・塗装修理・座り心地の改善を丁寧に行います。

物件概要

物件名 |東急ドエルプレステージ代々木公園
物件所在地 |東京都渋谷区代々木5丁目35-12
アクセス  |小田急線「代々木八幡」駅 徒歩6分
       東京メトロ千代田線「代々木公園」駅 徒歩7分
建物/所在階|鉄筋コンクリート造地下1階付地上6階建/1階
リノベーション年月|2024年10月
専有面積  | 85.71平米
間取り   | 2LDK
事業主   |株式会社リビタ
企画パートナー|株式会社マルニ木工
設計    |一級建築士事務所knof
施工    | 株式会社DAYʻS
インテリアスタイリスト|CHIFUYU IWASA


All photo by Akiya MAEKAWAI
llustration by Rikako Ikegami